こんにちは、AKIです。

今日は日本の靴選びの現状について

これまでも
ブログで靴選びについて書いてきましたが
改めて日本の靴選びの現状について
書いていきますね。

どうしてウォーキング講師の私が
靴に対しての記事を
書けるかというと

私は自己資金で
木型から開発し
こだわりのオリジナルハイヒールの
販売経験があるからです。

ウォーキングに関しては
実績もあり自信をもっていますが
靴をつくることに関しては
素人です。

そのため
靴づくりに関する情報を調べましたし

伝説の靴職人さんをみつけ
直接連絡をとって
会いに行ったり

日本で有名なインソールメーカーさんの
担当さんに会いに行ったり

大学教授と一緒に研究を重ねたり

靴づくりのプロと
インソールのプロ
足と靴、歩行の権威と呼ばれる
師のもとで多くを学びました。

そこで感じたのは
靴づくりのプロは

・「靴」そのものに
自信をもっているので
インソールの必要性を感じていない、ということ。

・「インソール」のプロは
足が靴に合う靴はほぼない、と思っているので
ハイヒールを履きたい
女性の気持ちに気づいていても
追求するところまではいかない。

ということを感じました。

お互いが一緒に協力したらもっともっと
いいものづくりができるのになあ、、、
と考えていますが
大人の事情もあり、
現実はなかなか難しいようです。

20160420

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日本で靴を履くようになってまだ
100年ほど、と言われています。

太平洋戦争中には
軍靴は1サイズしかなかったようで 「靴に足を合わせろ」 
と言われていたようです。

その昔
靴に足を合わせる、のが常識だった時代。

もしかしたら
知らないうちにその記憶が
私たちDNAにも
引き継がれているのかもしれませんね。

さて、
足に合わない靴を履いていた時代から
足の長さ(足長)で
サイズが選べるようになり
ファッションに流行があるように
靴のデザインもたくさん増えてきました。

が、
足長だけで
靴を選んで
果たしていいのでしょうか?

実は私たちは
同じ身長でも
体重が違うように

ブラジャーでも
アンダーサイズと
トップバストの差で
カップが変わりますね。

同じように
かかとからつま先までの
足の長さが同じでも
足の幅が人によって違ってきます。

ですが
こんなに時代が変わったのに
日本のほぼすべての靴は
足長だけでしか選べません。
足囲の目安はJIS規格上のE、
となっていますが
実際に測って
靴をつくっている人はほとんどいないでしょ!、
と私の靴をお願いしていた職人さんは
話していました。

靴は靴ブランドのデザイナーさんが
靴のデザイン画をつくり
問屋さんを通して
靴職人さんへオーダーが入るそうです。

デザイン画に基づいて
木型を作り、サンプルを仕上げる。

とにかく
デザイン画の仕上がりに近づけないと
オーダーが入らない、
仕事として収入にならないので

履き心地やワイズは測ってないし
靴によっては
Eもあるし
2E,3Eになってる場合もある。

とのことでした。
凄く驚きましたね~。

デザイナーさんと
問屋さんのOKが大事、ということ。

売れる、ということが
大事だから
履く人の足のことは後回しになっています。

これでは戦時中と一緒です。

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これに対して欧米では
靴の歴史文化が長いので

足囲(ウィズ)
*親指の下の骨の出ている部分と
小指の下の骨の出ている部分を
ぐるっと囲んだ長さ
で、靴選びができる環境も
しっかり整っています。

また一方で見た目が美しい
ハイブランドのハイヒールは
「美しさ」が命、です。

靴の使用用途、目的によって
選択肢が広くあります。

じゃあ、どうして日本は
足囲では靴が選べないのか、というと

在庫が増えるから
手間がかかるからなど
いろんな大人の事情があるようです。

JIS規格では、
足囲のサイズがA~Fまであります。

例えば靴が
23.0だとして
JISサイズが細かくなった場合
23.0なら
今まではEの1足だけ
サンプルがあれば良かったのに

A.B.C.D.E.EEとなると
6足のサンプルが必要になってきます。

22センチから24.5センチまで
足長さ5サイズの場合、
5足のサンプルがあればよかったのに
1つのデザインの靴で
30足サンプルが必要になってきます。

その場で売る場合には
在庫もそろえなければならず
倉庫が広くないといけないですし、
確かに大変だなあ、とは感じます。。。

でも大変だからと言って
足に合わない靴を売り
足を壊すことにつながったとしたら
その仕事は
一体誰が幸せになるのでしょうか?

消費者である私たちも
ただ店員さんのススメで
靴を購入するのではなく

しっかり知識をもって
足に合う靴を選べるように
賢くなっていくことが必要だと思います。

靴が売れなくなれば
業界もより良い靴
現代の私たちが必要としている
靴づくりへと
変わっていくはずです。

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そんななか
靴業界も
新しい靴づくりをすすめていて

私が今おススメしているものがあります。

「パンプスメソッド研究所」が
リリースしている
i/288(ニイハチハチブンノアイ)です。

これは経済産業省と全国革靴協会が
協働し何年もの時間をかけて
日本人の足を研究し開発された
パンプスです。

JIS規格にある女性靴のサイズが全て揃い
ワイズはA~F(9サイズ)
足長さは19.5~27.0(16サイズ)
また足の特徴によって木型が2種類(2サイズ)
9×16×2=288種類の中から
自分の足に合う1足を見つけることが出来るんです。

まだ首都圏を始め
都市でないとお店がないのですが
それでもこれは素晴らしい取り組みです。

在庫は持たず、
足を3D計測し試着。
そこから合う靴をオーダーし
約1か月~1か月半でお届け、という形です。

足に合う靴を見つけて
更に快適に歩けるように
インソールを活用することを
おすすめしています。

また、どんなに完璧な靴
インソールでも
歩き癖があっては美しく見えませんし
身体に負荷がかかります。

足と靴と歩行。
全てをトータルで整えていくことが

あなたが気持ちよく
笑顔で街を歩けるようになるために
必要なこと。

足に合わない靴で
痛みを我慢しながら
歩いたり

足指の爪が変形したり
骨が変形したり
痛みと悩みを抱えることを
未来に残したくない

これから輝かしい時期を迎える女の子に
同じような思いをさせたくない、

そのために大人である私たちが今
1人1人、
自分の足に合う靴を
選び購入していくことで

未来の靴業界も変わっていくと思っています。

SHOES4

未来の女性が
笑顔で街に溢れ
颯爽と歩いている
そんな日本になったら素晴らしいです!